文化財(建造物)

剣神社本殿

県指定文化財 (昭和54年指定)

江戸時代初期

  

現在の本殿は、大瓶束裏の墨書きから寛永四年(1627)にはその存在が確認される。屋根は杮葺(こけらぶき)の入母屋造で、正面に千鳥破風や唐破風をもつ屋根の姿は見事で、「織田造」と称され、越前独特の建築様式の代表的な建物である。

   

劔神社摂社 織田神社本殿

県指定文化財 (昭和46年指定)

江戸時代初期

 

 一間社流造の本殿は、修復部分が多いものの室町時代の古い様式を残し、流麗な檜皮葺の屋根や化粧垂木などに優雅な風情が見られる。

   

劔神社拝殿

江戸時代末期

 

現在の拝殿は弘化四年(1847)に建立されたもので、文政十年(1827)に劔神社が伏見宮家の祈願所になった機縁によるものである。

   

旧神前院護摩堂

町指定文化財 (昭和62年指定)

江戸時代初期

 

この堂宇は、劔神社の神宮寺である織田寺の護摩堂として延宝三年(1675)に建立された。堂中では真言密教の修法により護摩祈祷が行われたため、煙により黒く煤けて当時の面影を残している。